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2001年しし座流星雨

コメント：2001年のしし座流星群の、活動のピークの頃の写真です。
　　　　　15分露出の間に、55個以上の流星が写りました。
　　　　　しし座は画面左端の方に写っており、そこから放射状に流星が
　　　　　飛んでいるのがわかります。
　　　　　この頃は、比較的暗い流星が多く、肉眼では毎秒5個以上の流星が
　　　　　至る所に飛んでいるのが見え、凄い光景でした。
　　　　　単純に計算すると、HR2万近い数になり、公式な観測結果より
　　　　　一桁多い値になります。
　　　　　これは、全天をカバーするような見方をせず、輻射点付近を凝視して
　　　　　暗い流星を捕らえることができたこと、空の条件が非常に良かったこと
　　　　　などが原因でしょう。
　　　　　26時台までや28時台以降の写真と比べると、特別明るい流星はなく、
　　　　　何となく暗い流星が多かったという雰囲気がわかると思います。
　　　　　なお、画面右下寄りにある、最も明るい星は、木星です。
　　　　　しし座から木星にかけて、白っぽい帯状の部分が伸びていますが、
　　　　　これは黄道光です。

撮影データ
　撮影日時：2001.11.18  27:20〜27:35
　露出：15分
　撮影場所：長野県下伊那郡
　使用機材：シグマ15mm F2.8 対角魚眼 絞り開放
　　　　　　タカハシ EM-200赤道儀により自動追尾
　フィルム：エクタクローム E200 2倍増感
　撮影者：沼尻　裕
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