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世紀の大接近間近の火星

コメント：大接近まで25日に迫った火星です。
　　　　　望遠鏡の接眼部に、デジタルビデオカメラを近付けて静止画撮影し、
　　　　　Registaxにより25コマの画像の自動スタックを行ったものです。
　　　　　この日は気流の状態が悪く、鮮明な像にはなりませんでした。
　　　　　画面左上側に南極冠があり、その周辺に少し黒っぽい模様が見えます。
　　　　　シレーンの海あたりが見えているはずですが、あまりはっきりしません。
　　　　　初めて望遠鏡で火星を見る場合、なかなか模様まではわからないことが多く、
　　　　　せいぜいこの程度にしか見えないと思った方が良いでしょう。
　　　　　これが地球の大気の影響により、ゆらゆらと動いて見えるという感じに
　　　　　見えますので、特に風が強い日などには、あまり期待せずに見てみてください。
　　　　　度々惑星を見ていると、徐々に淡い模様まで識別できるようになります。

撮影データ
　撮影日時：2003.8.2 25:33:24〜25:40:31の9コマをコンポジット合成
　撮影場所：長野県小海町
　使用機材：SONY DCR-PC110 4.2〜42mm F1.8〜2.2
　　　　　　タカハシ MT-160+Er32mm(口径160mm 焦点距離1000mm 倍率31.25倍)
　　　　　　合成焦点距離 1,313mm(メモリーモード使用、35mm判換算で12,500mm相当)
　　　　　　合成F 8.2
　　　　　　35mm判換算で22,500mm相当にトリミング
　　　　　　タカハシ EM-200赤道儀により自動追尾
　撮影者：沼尻　裕
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