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大接近23日後の火星

コメント：世紀の大接近から3週間余り経過し、小さくなりつつある火星です。
　　　　　模様が一番はっきりしているあたりが、日本から見やすい状態になりました。
　　　　　右上側には南極冠が白く写り、その左下に明るい円形のヘラスが見えます。
　　　　　ヘラスは火星で最も低い部分で、直径約2,000kmの巨大クレーターです。
　　　　　左下には大シルチスが黒く半島のように見えていて、その周辺にも
　　　　　黒い部分が連なっています。
　　　　　9月5日の画像と同じ方法で撮影していますが、少しサイズが小さくなり、
　　　　　右側が影に入って欠けていることがわかります。

撮影データ
　撮影日時：2003.9.19 21:22:03〜21:29:33の77コマをコンポジット合成
　撮影場所：東京都八王子市
　使用機材：SONY DCR-TRV20 4.2〜42mm F1.8〜2.2
　　　　　　タカハシ MT-160+Or18mm(口径160mm 焦点距離1000mm 倍率55.56倍)
　　　　　　合成焦点距離 2,333mm(メモリーモード使用、35mm判換算で22,222mm相当)
　　　　　　合成F 14.58
　　　　　　35mm判換算で40,000mm相当にトリミング
　　　　　　タカハシ EM-200赤道儀により自動追尾
　撮影者：沼尻　裕
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