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春の大曲線と黄道

コメント：春の星座を、対角魚眼レンズで撮影してみました。
　　　　　うしかい座のアークトゥルス、おとめ座のスピカ、しし座のデネボラを
　　　　　結んでできる春の大三角形、北斗七星の柄からアークトゥルス、スピカ
　　　　　へと続く春の大曲線が写っています。
　　　　　また、北斗七星と北極星の位置関係などもわかります。
　　　　　画面下部の、しし座からおとめ座にかけて、まるで天の川のように
　　　　　見える明るい部分がありますが、これは黄道です。
　　　　　惑星が回っている黄道面には、塵などが多いため、太陽の光を反射して
　　　　　光って見えます。黄道光や対日照以外の部分でも、少し明るく見えます。
　　　　　春の星座には、天の川が通っていないので、空が最高に暗い場所では、
　　　　　黄道のかすかな明るさを、確認できます。
　　　　　対日照は、てんびん座付近ですから、画面左下あたりに写っています。

撮影データ
　撮影日時：2000.5.1  22:35〜23:05
　露出：30分
　撮影場所：長野県下伊那郡
　使用機材：シグマ15mm F2.8 対角魚眼 絞り開放
　　　　　　タカハシ EM-200赤道儀+ST-4により自動追尾
　フィルム：エクタクローム E100S
　撮影者：沼尻　裕
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