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ニコンD50(改)で撮影したオリオン座大星雲から馬頭星雲まで

コメント：改造したニコンD50で自宅から撮影した、オリオン座大星雲から馬頭星雲までの領域です。
　　　　　左上に燃える木と、馬頭星雲があり、右下にはM42がピンク色に写っています。
　　　　　馬頭星雲を浮かび上がらせているIC434は、広範囲に赤く広がっていることがわかります。
　　　　　画面上にある明るい星は、三ツ星のうちの中央と左の星で、左側がζOri(アルニタク)、
　　　　　右側がεOri(アルニラム)です。
　　　　　アルニラムの右には、淡い反射星雲も写っています。
　　　　　撮影した時は、さほど空の条件が良いようには思えなかったのですが、
　　　　　南中前後に撮ったこともあって、写りは良好でした。
　　　　　使用した光学系は、\1,580で販売されている星の手帖社 組立天体望遠鏡の対物レンズを、
　　　　　自作の鏡筒に取り付けたものです。
　　　　　本当の直焦点では像面湾曲などのため、周辺部の星像が放射状にひどく伸びます。
　　　　　そこで、miniBORGのレデューサーを使ったところ、周辺まで良好な星像になり、
　　　　　色収差もあまり目立たなくなりました。
　　　　　コーティングもされていない、安価な貼り合わせアクロマートレンズですが、
　　　　　これだけシャープに写るというのは驚きです。

撮影データ
　撮影日時：2008.12.20  22:02〜23:22
　露出：10分露光×8コマ, StellaImage5にてダーク・フラット補正後、コンポジット合成、
　　　　Photoshop CS3にて調整
　撮影場所：東京都八王子市
　使用機材：星の手帖社 組立天体望遠鏡(改) + BORG レデューサー0.85×DG【7885】, D40mm f232mm F5.8
　　　　　　ビクセン スーパーポラリス赤道儀 + Webカメラ + PHD Guidingにより自動ガイド
　　　　　　IDAS LPS-P2フィルタ使用
　　　　　　35mm判換算で約348mm相当
　カメラ：ニコンD50(改) ISO 400
　撮影者：沼尻　裕
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ニコンD50(改)で撮影したオリオン座大星雲から馬頭星雲まで(元画像)