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ミニボーグ55FLで撮影した、はくちょう座γ星付近の散光星雲

コメント：ミニボーグ55FLと専用レデューサー0.8×DGQ55の組み合わせを使い、
　　　　　長野県の八千穂高原で撮影した、はくちょう座中央付近に広がる散光星雲です。
　　　　　上寄り左にある明るい星が、はくちょう座γ星サドルです。
　　　　　その左にある星雲は、手前にある暗黒星雲のために、引き裂かれたように見えます。
　　　　　そのほかにも、面白い形の淡い星雲が一面に広がり、画角の外にまで続いています。
　　　　　このあたりの星雲は、写真には比較的良く写りますが、全体的に淡いため、
　　　　　肉眼ではほとんど見ることができません。
　　　　　写真中央右寄りには、クラゲの傘のような形のNGC6888(クレセント星雲)が写っています。
　　　　　このあたりは天の川の中なので、赤い星雲だけでなく暗黒星雲も点在しています。
　　　　　さらに、散開星団も所々にあり、周囲は微光星だらけで、賑やかな場所です。
　　　　　撮影途中でやや雲量が増え、雲の影響を受けてしまったため、10枚撮影したうちの
　　　　　6枚だけを使用しています。

撮影データ
　撮影日時：2016.8.6  23:36〜24:28
　露出：5分×6枚、StellaImage7.1にてダーク・フラット補正後、コンポジット合成、
　　　　Adobe Photoshop CS6により調整
　撮影場所：長野県小海町
　使用機材：miniBORG55FL + レデューサー0.8×DGQ55【7880】 D55mm f200mm F3.6
　　　　　　レデューサーの対物側にサイトロン LPR-Nフィルター(48mm)を装着
　　　　　　タカハシ スペースボーイ赤道儀 + ZWO ASI120MM + SS-oneオートガイダーにより1軸恒星ガイド
　　　　　　1枚目: 720×480に縮小
　　　　　　2枚目: 1920×1280(元画像から縦横約1/4に縮小)
　カメラ：ニコンD810A ISO 1600
　撮影者：沼尻　裕
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