---------------------------------------------------------------------
系外銀河 M106

コメント：北斗七星の近く、りょうけん座にある渦巻き銀河です。
　　　　　明るい中心部と、淡い腕の部分があるのが特徴です。
　　　　　春の天体には、小さな系外銀河が多いのですが、その中では、
　　　　　M106は比較的大型で、見やすいものです。ある程度空が暗い場所
　　　　　でなら、望遠鏡で良く見えます。地球からの距離は2220万光年で、
　　　　　アンドロメダ座大星雲よりも10倍遠くにあります。
　　　　　M106の周囲には、小さな銀河が点在しています。
　　　　　M106の右上にはNGC4248、その右にNGC4231とNGC4232、画面上端右寄りにはNGC4220、
　　　　　画面右下には比較的大型のNGC4217、その左下にはNGC4226があります。
　　　　　さらに画面左下端には、NGC4346が写っています。
　　　　　これ以外にも、NGC番号が付いていない小型の銀河が、あちこちに写っています。
撮影データ
　撮影日時：2005.4.9  23:39〜23:49, 24:12〜24:22
　露出：10分×2枚、StellaImage5にてダーク補正後、コンポジット合成
　撮影場所：山梨県鳴沢村
　使用機材：タカハシ MT-160+レデューサー 776mm F4.8
　　　　　　タカハシEM-200赤道儀 + ST-4により自動ガイド
　　　　　　35mm版換算で約1,200mm相当
　カメラ：ニコンD70 ISO 400
　撮影者：沼尻　裕
---------------------------------------------------------------------

ニコンD50とケンコー 63-540で撮影したM106

銀塩写真で撮影したM106