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カニ星雲(M1)

コメント：西暦1054年に現れた超新星の残骸で、おうし座にあります。
　　　　　この超新星のことは、日本でも明月記に記録が残っており、昼間でも
　　　　　見える程の明るさになったようです。
　　　　　爆発で飛び散ったガスは、少しずつ広がっているため、何年か前の写真と
　　　　　比較すると、微妙に形が変わっていることがわかるかもしれません。
　　　　　中心部には、爆発した星の中心部が高速で自転するパルサーとなって
　　　　　残っていて、電波やX線を放っています。
　　　　　グレーの星雲の周囲などには、フィラメントと呼ばれる構造が赤く写っています。
　　　　　このカニ星雲の番号がM1なのは、たまたまメシエカタログの最初のページに
　　　　　載ったからです。　　　　　

撮影データ
　撮影日時：2005.12.2  23:56〜24:06, 24:06〜24:16, 24:16〜24:26
　露出：10分×3枚、StellaImage5にてダーク・フラット補正後、コンポジット合成
　撮影場所：長野県下伊那郡
　使用機材：タカハシ MT-160+レデューサー (口径160mm 焦点距離776mm F4.8)
　　　　　　タカハシEM-200赤道儀 + ST-4により自動ガイド
　　　　　　35mm版換算で2,000mm相当にトリミング
　カメラ：ニコンD70 ISO 800
　撮影者：沼尻　裕
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ニコンD5100(改)で撮影したM1

銀塩写真で撮影したM1