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ミニボーグ55FLで撮影した、網状星雲

コメント：ミニボーグ55FLと専用レデューサー0.8×DGQ55の組み合わせを使い、
　　　　　富士スバルライン五合目で撮影した、はくちょう座の網状星雲です。
　　　　　超新星残骸で、左右の星雲は、空の暗い所でなら、望遠鏡で見ることができます。
　　　　　画面左側の部分が、一番濃くはっきりしており、NGC6992-5という
　　　　　番号が付いています。
　　　　　右側の部分には、NGC6960という番号が付いています。
　　　　　それ以外にも淡い星雲が広がっていますが、全体としては、
　　　　　ほぼ円形になっていることがわかります。
　　　　　左端にある明るい星は、南東側に伸びる白鳥の翼端にあるζ Cygです。
　　　　　上端の明るい星は、白鳥の翼の中間にあるε Cygです。
　　　　　はくちょう座を構成する星のうちの2つが画角に入ったので、
　　　　　網状星雲を導入する際のファインディングチャートとして役立ちそうです。
　　　　　網状星雲だけを撮るには、焦点距離が短いですが、アップで撮ると気付きにくい
　　　　　暗黒星雲が右上側に写っています。
　　　　　右下には、大型の散開星団、NGC6940が写っています。

撮影データ
　撮影日時：2016.9.9  23:53〜25:15
　露出：10分×3枚 ＋ 5分×7枚、StellaImage7.1にてダーク・フラット補正後、コンポジット合成、
　　　　Adobe Photoshop CS6により調整
　撮影場所：山梨県鳴沢村
　使用機材：miniBORG55FL + レデューサー0.8×DGQ55【7880】 D55mm f200mm F3.6
　　　　　　レデューサーの対物側にサイトロン LPR-Nフィルター(48mm)を装着
　　　　　　タカハシ EM-10赤道儀 + ZWO ASI120MM + SS-oneオートガイダーにより自動ガイド
　　　　　　1枚目: 720×480に縮小
　　　　　　2枚目: 1920×1280(元画像から縦横約1/4に縮小)
　カメラ：ニコンD810A ISO 1600
　撮影者：沼尻　裕
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